5月連休の後日本アレルギー学会に参加しました。 小生の関心は最近増加しているアトピー性皮膚炎と食物の関係を知る事。 外来患者を診ているとアトピー性皮膚炎に罹患している若い人が如何に多いか吃驚させられます。 シンポジウムでは食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の問題で熱い議論が展開しました。 基本的には小児湿疹とアトピー性皮膚炎を乳児期に鑑別する事が大切だということが解りました。 乳児期は母乳のみで栄養補給していますので、食物アレルギーは母親の食べものから影響します。 この時期に専門家にしっかりと判断してもらうとアトピー性皮膚炎は重症化しなくて済む可能性があります。 最近の報告では生まれてくる赤ちゃんの5人に1人が食物アレルギーを持っているとの事。 またその原因が不明であるとの事。 この辺りを考えると食べ物の影響がかなり関与していることが推測されます。 そのためには食品の安全性をしっかり確認しなければいけませんね。
我々の子孫はこれからどうなるのでしょうか?