消化器疾患・乳腺疾患を中心に地域医療に参加してきましたが、コロナ禍の影響で医療環境が変化しました。当院では聖マリアンナ医科大学内視鏡センターの責任医師に参加してもらい最新内視鏡診断装置で上部・下部消化管内視鏡検査を実施しています。コロナ対策優先で癌の診断・治療が後手になっている実情を考慮して安全な検査体制を施行しました。また低被曝線量のマンモグラフィー(線量３０％減少）を導入し乳癌対策を充実させました（がん研有明病院と連携）。本邦では乳癌は年間約十万人が発症し、一万五千人が死亡しております。新型コロナ感染という１００年に一度の世界的危機の状態とはいえ、この感染症だけに付き合ってばかりはいられません。早期癌発見・早期再発癌発見を目ざし、多方面にわたる対応可能な情報を提供するクリニックを構築しております（国立がん研究センター・横浜総合病院と連携）。その他の医療施設とも連携を密にして総合診療の充実を図っていきたいと思います。

また当院では訪問診療（在宅医療）を実施しました。通院が難しくなった方を対象に訪問し診察させていただきます。 クリニックに通うのが困難な方、一人暮らし、老夫婦、外出するのが心配な方などに向いています。施設にお住まいの方々も対象となります。個人の方と同様気軽にご相談ください。