記憶力低下が気になり出したら痴呆症の始まりかもしれません。
世間で言っているいわゆる痴呆症の方は中等度以上に進行したもので、治療の対象にはなりません。 家族が介護に困り、診察を受けさせることが多いとのことです。 妄想や睡眠障害を訴えるような痴呆症になったら既に手遅れです(日本医事新報、4173:1-9、2004)。
国立長寿医療センターの三浦久幸診療部外来総合診療科医長はできるだけ早く痴呆症を診断して、早く治療することが薬物療法や非薬物療法の有効性を高めると報告しています。
記憶力低下が自分で気になったら診察を受けるようにしましょう。