昨年代々木公園で発生したデング熱騒ぎは静かになってしまいましたが、蚊の発生時期になるとまた注意しなければなりません。 デング熱やチクングニヤ熱は蚊が媒介するウイルス感染で、発熱・頭痛・筋肉痛・関節痛・麻疹様発疹が特徴で、蚊(Aedes aegypti)に刺されてから潜伏期間2日から2週間で発症します。 abc.NEWS, Jan. 27, 2015によると、アメリカでは遺伝子組み換えにより作成された蚊のうち雄だけを多数飼育し、フロリダで放つ実験を計画しています。 人の血液を吸い取ってウイルス感染を起こすのは雌だけなので、この雌の相手をする雄がこの吸血雌の数を減少させる役目を果たして、デング熱発生を減少させるということです。 実際ブラジルなどで実験し、この吸血蚊を80%まで減少させたとのことです。 ワクチンや治療法がないデング熱に対しては人の血液を吸う雌を減らす作戦が現在の戦略になっているとのことです。
それにしても人の血液を吸うのは雌の蚊だけかしら! 小生などいつも女房、いや蚊に刺されているけど!