元米大統領Jimmy Carter氏(90歳)がメラノーマに罹患していると報道されています。 数年前に診断されて、その後肝臓に転移し、約10%の肝臓を切除した既往があります。 最近脳に4箇所の転移巣が発見され、放射線治療と分子標的療法(Pembroluzimab)を行うと報道されています(abc news Aug.20, 2015)。 米国では今年74,000名がメラノーマに罹患しており、日本から比較すると極めて多いといえましょう。
小生が国立がんセンターで学会発表した演題の中で印象深い題材がこのメラノーマでした。 メラノーマは皮膚にできる悪性腫瘍では最悪のもので、死亡率ほぼ100%という状態でした。 皮膚にできた黒子が急に変化して、一気に全身へ転移するという怖い病気です。 最近新しい分子標的療法が試されており、効果が期待されます。
あなたは黒子が最近急激に増大していませんか? 注意のほどを!