油断するなかれ、破傷風!

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少子高齢化のためなのかわかりませんが、ペットを飼う人たちが多くなりました。 そのため動物に噛まれて怪我をした患者が増加しています。 怪我の状態を見ながら予防接種の話をすると、皆さん勘違いして狂犬病の予防接種は施行していますと答えます。 小生がお聞きしているのは破傷風の事なのですが。 破傷風はClostridium tetaniという嫌気性桿菌により発症します。 この菌は土壌や家畜の腸内や糞便に生息しているため、動物により噛まれると創傷部に侵入してきます(日本医事新報、No.4507)。 破傷風は100万人に1人発症するとの事ですが、死亡率は20〜50%にもなります。 動物を飼育している方は是非予防接種をしておいてもらいたいものです。

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