心電図上心房細動が認められると急性脳梗塞の危険性が高まります。 急性脳梗塞の病型ではラクナ梗塞32%、アテローム血栓性梗塞33%、心原性塞栓症27%と言われています(日本医事新報No.4437)。 この心房細動は弁膜症が原因の場合(僧帽弁狭窄症や機械的弁置換例)ワーファリンで予防しますが、非弁膜症性心房細動があるときは高血圧・高齢・糖尿病・脳梗塞やTIA(一過性脳虚血発作)の既往が危険因子になります。 従って心電図上心房細動が認められ、上記危険因子が判明している人は脳梗塞予防のためにワーファリンが必要です。 最近ではアスピリンは予防にならないと言われています。
心房細動のある方、もう一度全身のチェックをして頂けませんでしょうか。