はしかの感染が話題になっています。 爆発的な感染ではないけど、徐々に広がりを見せています。 感染力はインフルエンザの10倍で、感染者と同じ電車に乗り合わせても移ると言われています。 インフルエンザの場合感染するとすぐに発症しますが、麻疹は約10日ほど経過しないと発症しません。 高熱や発疹がでて初めて気がつくので、それ以前に接触した人に無意識に感染させてしまうことになりかねません。 根本的な治療法はなく、千人に一人が死亡すると言われます。 予防接種が有効なのですが、25歳から39歳までの成人は予防接種が十分行われていないため感染の危険性は高いと考えましょう。 免疫抗体が不明なら抗体検査を施行しましょう。 陰性ならMRワクチン(麻疹・風疹ワクチン)がお勧めです。
ちなみに小生のクリニックで働いている人たちの抗体検査を施行しましたら、全員抗体陽性でした。 すなわち40歳以上の人たちばかりなのですね!