人体を構成する基本は細胞です。 英語でcellと言いますが、基本はギリシャ語の「小さな部屋」という意味だそうな。 この細胞の集団が組織を作り、臓器を作り、人体を作るのですが、細胞数の総計は従来60兆個と言われておりました。 最近科学的検索方法が変わり、37兆2000億個になるとのことです( Eva Bianconi: Annals of Human Biology, 40:463-471, 2013 )。 気が遠くなるほどの数で、1個の卵子と精子が合体して、これほどまでに増えるので、ネズミ算の成れの果てみたいなものですね。 だけどこの沢山ある細胞が毎日のように生成と壊死を繰り返しており、以前の自分は現在全く異なる自分に変わってきたとでも言えますね。
こんな細胞集団から構成されている人体には別の面白い側面があります。 それは次回に。