万の病は酒よりこそ起れ!

  • TOPICS

日本経済新聞(令和5年7月29日版)は飲酒の危険性を報道しています。「医療・介護・健康」欄で、「酒は百薬の長」今は昔 という表題で節酒の勧めを説いています。アルコールは体内に入るとアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸となり排泄されますが、日本人の44%の人がアセトアルデヒドを分解するALDH2という酵素が欠如しています。アセトアルデヒドが体内の残ると健康に害を及ぼします。特にこの物質は発癌性があり、例えば食道癌では毎日3合以上を飲む酒に強い人はリスクが8倍、弱い人は50倍になるとのことです。飲酒は発癌性のみならず、あらゆる疾患に対しリスクがあり、吉田兼好は徒然草の中で「百薬の長といへど、万の病は酒よりこそ起れ」と言っているとのこと。因みにこのアセトアルデヒドはタバコにも含まれています。タバコを吸いながら飲酒すると人生の終末は発癌ですね。(写真は7月31日に行われた横浜港での花火大会です)

関連記事

  1. もう一つのタバコの害

  2. 制酸剤を服用している方は食中毒に注意!

  3. アルコールの飲み過ぎは死への危険信号!

  4. 内蔵悪性腫瘍を伴う皮膚疾患に注意!

  5. レッツ・ダンス!

  6. 認知症、その前駆期は?

最近の記事

カテゴリー

アーカイブ
PAGE TOP