新型コロナ2類から5類へ!

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新型コロナ感染は猛威を奮っています。Johns Hopkins 大学の報告では過去4週間の感染者数は日本が世界一多く(2023年2月4日現在:283万人感染、死者10,300名)、2位のアメリカを大きく引き離しています(134万人感染、死者15,479名)。中国はデータが不正確で下位にランクされていますが、正確なデータが出れば世界一ではないかと考えられます。過去数ヶ月間の世界的傾向を見るとゼロコロナ政策を放棄した中国とマスク着用者の多い日本が感染拡大し、欧米では減少に転じている現象が見られます。例年1月1日オーストリアではウイーンフィルハーモニーのNew Year Concertが開かれます。今年のコンサート光景をテレビで見た時お客さんたちは全員マスクをしていませんでした。1月2日小生は東京のサントリーホールでオーストリアから来日したフォルクス・オーパ・オーケストラのNew Year Concertに出向きました。会場内のお客さんたちは全員マスクをしていました。この光景は現在の世界の感染状況を反映しています。感染拡大には過剰なほど注意している中国と日本で感染拡大し、マスクをつけないで生活している欧米の感染が減少しているのは何故でしょうか。コロナ・ウイルスを制圧するにはワクチンを開発することです。実際mRNAワクチンが活躍しています。しかしウイルスは変異してワクチンで対応できない状況も出現し、特に70歳以上の体力が無く、免疫力が低下している高齢者が多数死亡しています(全死亡者の90%が高齢者)。若い人たちは感染しても症状が軽く済むか、無症状なこともあります。欧米ではコロナ登場の初期は爆発的に感染したのですが、現在は低下傾向です。それは若い人たちを中心に集団免疫がなされ、ワクチンの効果のみならず自然免疫が得られたことが推測されます。 国民の4人のうち3人が感染すると集団免疫ができて感染収束になります。オーストリアでは集団免疫ができており、中国や日本ではまだ集団免疫ができていないことがこのコンサート・ホールで表れているのではないかと考えられます。2類から5類への変更は集団免疫獲得が狙いのようですね。

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