人生の終わりを迎える時、楽に死にたいと誰でも思います。 しかし実際は苦しんで終末を迎えることが多いのも実情です。 以前脳腫瘍の末期になった女性がオレゴン州に移り安楽死を選択したことをこの欄で記載したことがあります。 彼女はカルフォルニアに住んでいたのですが、願いが叶わずオレゴンに移住して目的を達成しました。 この件が話題になった後、カルフォルニア州ではEND of LIFE OPTION ACTという法律を制定され、同州でも安楽死が可能となりました( CNN: JUN. 29, 2017 )。 実際2016年6月から12月まで258名が認定され、111名が安楽死しました。 男性51名、女性60名で、65名が癌末期の患者でした。 癌の内訳は乳癌・肺癌・膵臓癌・前立腺癌・他の癌という順でした。 薬物は安楽死48時間前に医者が処方し、第三者の助けなしに自分で服用することが条件となっています。 これは自殺ではなく、あくまで人生の終末期における自己選択であるということでした。
日本ではこのような薬を処方すると医師は殺人罪に問われます。