胃癌で出血するひとはヘリコバクター・ピロリ菌の存在があると言われてますが、除菌するまでもなくLow-dose Aspirin(低用量アスピリン)を服用することが胃癌の予防になるとロンドン大学疫学教室のCuzick教授が提唱しています(BBC.com, Jun. 17,2012)。 彼は国際癌予防学会のPresidentですが、Low-dose Aspirinは固形癌の多くに対して予防効果があると提唱しています。 日本ではAspirinを癌予防薬として保険診療はされていませんが、脳心血管系の障害を予防するために多くの患者に処方されています。 先日この欄で皮膚癌に有効である記事を載せましたが、大腸癌・食道癌・肺癌等の予防効果があることを実際に取り上げていますし、脳腫瘍の再発率を50%低下させたという研究も出されています。
Low-dose Aspirin万歳! 原発事故で大量に散布された放射線による発癌から逃れるにはLow-dose Aspirinも考慮すべきかな?