堤 未果さんはまたショッキングな本を出版しました((株)貧困大国アメリカ、岩波書店)。 今回彼女は米国の厳しい食料事情を報告しておりますが、その中で食肉がいかに多量の抗生物質を使用しているかを記載しています。 本年2月FDAのNational Antimicrobial Resistance Monitoring Systemが発表した年次報告で七面鳥ひき肉の81%、牛ひき肉55%、豚骨付きロース肉69%、鶏肉39%から抗生物質耐性菌が検出されたとのことです。 それらの菌は大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターなどで、下痢や嘔吐などの症状で医者にかかっても抗生物質が無効になる事態が発生している可能性があります。 その原因として米国のアグリビジネスと製薬業界が手を結び、食肉の大量生産のために大量の抗生物質が使用されていることが挙げられています。 全抗生物質生産量の7割が人間の為ではなく、動物に使用されているとのことです。 アグリビジネスの危険性はこの本の中で詳しく記載されており、関心のある方や子育て中の母親には是非とも一読をお勧め致します。
予防医学を叫ばれている現在、奇麗に包装された米国産輸入肉の中身をどのようにして見分ければ良いのでしょうか?