今年の春から夏にかけて流行したのが百日咳。 メディアの報道によりご存知の方が多いと思います。 臨床現場でも例年夏になると風邪は減少しているのですが、今年は長く継続する咳嗽に悩まされ受診する方が増加しています。 特に夜間の咳嗽がひどく、数週間続いているのが現状です。米国でも100 days coughと称して百日咳の流行を取り上げています(New York Times, Aug. 16, 2010 Vaccination Is Steady, but Pertussis Is Surging)。 California Department of Public Healthでは百日咳の流行を詳説しています。 今年百日咳が流行している原因の一つに風邪に対する抗生物質使用が減少している事を挙げています。 抗生物質の乱用は耐性菌の出現をみるため、出来るだけ使用しない傾向にありますが、それが裏目になったと判断もされています。 この暑い夏、どうしたら良いでしょうか?