世界中で新型コロナ・ウイルス感染者が12月30日現在81,997,042名で、死者が1,789,908名(Johns hopkins Universityの報告)という事態はますます深刻さを深めています。そのような中で台湾は12月30日現在感染者795名、死者7名という驚異的な感染予防を誇っております。人口が2,400万人ということで少ない数字になるのは当たり前ですが、この5倍の人口の日本に当てはめると極端に少ないことが理解されます。しかし戦前の日本統治下の時代はマラリヤやコレラで多数が死亡しており、後藤新平や曽田長宗などが医療施設の拡充や台北帝大の設立により衛生思想が普及しております(産経新聞12月9日号:台湾・日本人物語)。また最近では2003年に流行したSARSの経験を生かし積極的な対応が功を奏したと考えられます。因みに全国民に早急にマスクを配布するのに要した額は10億円だそうで、400億円以上をかけたどこかの国と違いますね。