オーストリアの医師がスキー場のリフトを利用して面白い実験をしました。 2ヶ月間上りは歩き、下りはリフトを利用し、その後2ヶ月間上りはリフトで、下りは歩く運動を実施しました。 運動の前後で血液検査をし、上りを歩くと血中のコレステロールが減少し、下りを歩くと血中の糖分が減少するということが判明しました(CNN, HEALTH, JAN. 7, 2005)。
高脂血症の人と糖尿病の人の運動はべつべつに考えた方が良いのでしょうか。 上りと下りの筋肉の使い方の差がこういう結果となったと思われます。 でも糖尿病の人が血糖をコントロールしようとして、スキー場のリフトの傍で生活するわけにはいきません。
しかし階段とエレベーターのある会社に勤めているとそれも解決できそうです。 上りを階段にするか、下りを階段にするか、あなたの血液検査次第ではないかしら。