MEDICAL TRIBUNE(Vol.44, No 3, 2011)の記事をご紹介いたします。 オランダのエラスムス大学Klijn教授が遺伝性乳癌の発症リスクが高い女性2,157名を平均約5年間追跡調査をして(マンモグラフィーとMRI検査を同時の施行)、早期診断にはMRIの方がマンモグラフィーより有利であると結論づけています。 小生は約20年前より乳癌のMR画像診断を行って来ましたが、いよいよ世界的に認知されたかなと思いました。 マンモグラフィーはX線被爆という侵襲があるため、MRIが健診に利用されないかと考えて来ましたが、時間がかかる事や経費が高い事で普及しておりません。 しかし乳癌検診に有用な専用装置を開発すればその問題も軽減出来ます。 けれども現在のところそのような動きはありません。 今回の報告は新しい健診法への糸口になりそうですね。