アンジェリーナ効果!

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女優Angelina Jolieが両側乳房切除術を施行した結果、米国の最もポピュラーな週刊誌「TIME」のトップページを飾ることになりました(TIME May 17, 2103)。 米国人の8人に1人が乳癌になると言われ、女性は常に乳癌の恐怖を持ち続けています。 自分が将来確実に乳癌となることが分かっていれば発癌する前に処理しておきたい気持ちは理解されます。 癌遺伝子の研究は以前より可成り進歩していて、今回話題になったBRCA1および2は発癌の可能性を予測する上で利用可能となっています。 Jolieの母親や叔母が乳癌になり、彼女は乳癌となる可能性が高かったので今回の行動は乳癌予防という観点から極めて示唆に富むものです。 乳腺組織を切除して、乳房再建を施行したのですが、中身は乳腺ではなく、本来の乳房とは形だけ同じものです。 将来iPS細胞などで癌遺伝子を含まない乳腺組織で再建出来たら素晴らしいものになるでしょうが、これは山中伸弥教授に頑張ってもらわなければならないですね。

医療のTPP参加や株式会社参入をもくろむ企業や病院にとっては大喜びかもしれませんね。 

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